いつか書こう書こうと思って気が付いたら80巻経っちまったよ!!
何回でも読み返すんですが、もう初期の外連味溢れる展開が懐かしくなっちまいましたね……。
言わなくてもわかるとは思いますが二人のBLが大好きなクソこじらせ女が書いているのでご注意ください。語彙もない、立派な脳があるわけでもない。
それでもよろしければごゆるりとどうぞ。
まず初めに言っておかなければいけないことは、扉絵シリーズとアニメ版では微妙に展開が異なっており、それぞれ解釈が違っています。
一番でかいのは「ヘルメッポが自力で軍艦に戻るルート(原作)」と「コビーがヘルメッポを助けに小舟へ行くルート(アニメ)」ですね。いやどっちもカッコイイ捨てがたい……。片方しか見てない方は是非見てほしいです。
今でこそあんなにコンビ的な登場の仕方をされている二人ですが(あ、でも最近はそうじゃないんでしたっけ)シェルズタウンの最後のほうで人質として銃を向けていた向けられていた関係だということは定期的に思い出さないといけない。咄嗟と言えど「コイツは死んでもいい」と判断しているわけですからね。そんな最悪な関係からのスタートからああなるんですよ!!!エモくないですか!!!
そしてルフィとゾロによってモーガンが没落し拘束、ヘルメッポは子供だからと赦されるも裕福な生活からはおさらばし雑用への展開。読者からしたら「ざまあ」と思う展開だろうけどもヘルメッポの内心グチャグチャでしょこれ。そのほかのシェルズタウンの海兵さんたちはまあ東の海の海軍だけあってめっちゃ優しいしそんなことするはずないとは思うんですが、少なからずモーガンに対する過去の恨みつらみが彼に降りかかってもおかしくないんですよ。なんならエッtな……いやこの話は辞めましょう。(辞めましょうよぉ!)
そんな絶望の淵を救ってくれた……とまでは行かないかもしれないけれども、周囲から冷たくあしらわれるであろう環境の中で唯一「しょうがないじゃないですか」と言ってくれてなおかつ対等に扱ってくれたのが海軍新参者のコビーなわけです。
そもそも銃を向けられていた過去がある相手に対してそんなフラットに接せますか??コビーくん!!????
コビーくんの思考については後ほど供述します。
モーガン親子の話をしましょう。
クロとジャンゴのお話でモーガンが催眠術により「力そこ全て」のパワハラクソ野郎になってしまったという過去が明らかになりましたが、これさぁ……ヘルメッポ気付いていたんですかね?気付かないままでも、今の豪勢な環境が大事だから見ないふりしてたでもどっちでもいいですけどもそれも含めて親子関係大体察せますよね。
でもそれでも大事な父親なんですよヘルメッポには……!!いくらハラスメントされてもクソ親父でも、彼が死ぬのは嫌だったんですよねヘルメッポは……!!
そのセンシティブな内心を言って共有しあえるようになるほどの関係になった二人はマッッジでえらいです。えらい上になんでそんなに仲良くなったんキミら?ってなります。
(本件に感じてはDV受けてる人特有の愛着とかそういうのはちょっとスルーでおなしゃす)
(余談ですがこの段階で「モーガンの罪状って何だ?あの程度のパワハラでは赤犬の主義的にセーフじゃね?」と身内と議論になりましたがGREENの一文で「過去の罪状が明らかになり」と書いてあったので納得しました。描写がないならそらしゃあない)
人質ッポに対してはめっちゃ解釈分かれてて自分の中でのモーガン謎行動その①なんですが(だってどう見ても海軍からしたら大事にされてない人材なのにわざわざソイツを選ぶ理由がわからない)
①海兵たちの中で一番弱い人間を選んだ
②「一緒に逃げて親子で再びやり直そう」という父親らしい考えがあった
のどっちかかなあ……と思っています。しかしアニメ版だとその人質ごと船を追い出しているので②の線は完全になくなるわけですが。
もうモーガンに関しては全部操られていたからで済ませないと全く腑に落ちないのですが……。(そもそも扉絵なんて全部ノリなんだからいいだろ!!ジャンゴ編を見ろ!!)
そんな邪智暴虐なモーガンを父親の感情を天秤にかけながらも「必ずお前を捕まえる!」と啖呵が切れたヘルメッポがマジでえらいわ燃えるわでたまらないんですよ。
もうね、改心前って己の正義とかってヘルメッポの中に無かったハズなんですよ。
なんなら冷たくあしらわれる環境の中で海軍なんて辞めたっていいくらいに思っていたと思うんですが、
それを振り切って海軍として在り続けることを選んだ理由が父親との決別なんですよ。
あ゛あ゛あ゛あああああああ
……すみません、取り乱しました。
砲撃阻止したコビーの話に切り替わります。
彼のこの行動に対する思想や正義感に関しては「友達を守りたい」というシンプルな考えであることは重々承知しているのですが、もともとは2話のルフィとの出会いから遡ります。
その、ずっと疑問だったんです。
コビーというよりも、ルフィの思想が。
というよりも「海賊王になれるなら、死んでもいい」というセリフが。
コビーがめっちゃ感銘を受けて彼のその後に多大な影響を与えるルフィのセリフなんですが、なんで死んでもいいとまで思うんだ?主人公だというメタ思考は置いといてなんで一介の村のこどもがそんなこと思うんだ?ロジャーの没までの生涯に憧れているのかとか色々腑に落ちないまま原作を読み進めていたのですが、ようやくアンサー的な描写があって安心しました(具体的には59巻まで。エースううぅ!!)
(またまた余談ですがルフィのモノローグや思考回路は原作に一切出さないと完膚なきまでに徹底しているらしいのでルの二次を書いてる人はまじですげえってなります)
で、えっとつまりは「目的を達成できるなら、死んでもいい」ということになるんですが、この思想がコビーの思想とリンクすることになるんですよ。
ということで、それが自ら死ぬかもしれない恐怖を省みず友達を助ける行為になるんですよ!!いやあたまんねえな!!
もちろん、まだまだ発展途上でこのときは全然敵わなかったけども二人とも頑張った勇気ある行為を認められて本部所属になるのは必然だったというわけですね。ワッハッハ!!
こんな萌え&燃え話が25年前にあったとはマジで幸せはいつも足元に転がっている案件ですね。
コビーもヘルメッポも、孤独だったはずなんです。
アルビダ海賊船で一生を終えるかもしれなかった上に、海軍に入ったとて知ってる人が誰もいないアウェイな立ち位置になるコビーと、没落して恨みを買われ冷遇されるヘルメッポ。
この二人にお互い必要だったのは、同じ立ち位置で切磋琢磨できる対等な存在だったんだーーーーーーわーーーーーーーー!!!!!
友情 is Happy.沼が深すぎる。頂上戦争は想いが強すぎて書けないのであとはただかわいいだけのハンドアイランド編へと続きます。気が向いたら!
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