「想いは気づいているけども」
SOULCATCHER(S) 曲山×金井淵
A5二段組/28P/全年齢小説
想いには気づいているけどもあくまで友達のままでいたい金井淵先輩の話です。卒業後になんやかんやで友達として振る舞ってたら、好意を持たれていることに気づいたけどそのままにしている、くっつくようでくっつかないキョク金のじれったい関係を書いてます。おまけで後日談あり
【2024/6/30】WEB再録しました。当時手に取ってくれた方ありがとうございました。
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想いは気づいているけども【WEB再録】
ころりころり、と規則的な音を鳴らして多彩な色のボールが金属製のレールを伝って下に降りていく。 途中で二又に分かれたり、穴に落ちながらも、計算されつくされた動きでレールから外れずにするりと弧を描く。一番下まで着いたところで、モーター付きのエレ...

後日談・落日
夢を見た。 どこまでも広く荒れ果てた大地に、オレは立っていた。砂交じりの乾いた風が、頬を撫でつけてざらりと嫌な感触を持ってくる。視界は半分しかなく、おそらく片方に仮面のようなものを付けているのだろうが、だいぶ傷んでいるらしく風に吹かれるたび...

後日談・或る雨の日に
金井淵君に告白してから、何日か経った。 いや、厳密には、告白してないことになってたんだっけ。と自分で再び思い返した。 あのときのことは、今でも穴に埋まりたいくらい恥ずかしいけど。それでも許してくれた彼にはとても感謝してる。 金井淵君とは、今...